身体障がいとは?―茨木市の相談支援事業所からのご案内

はじめに

身体障がいとは、先天的または後天的な原因によって、身体の一部に機能障害や欠損が生じ、日常生活や社会生活に制限がある状態を指します。
日本では「身体障害者福祉法」に基づき、その状態や程度に応じて身体障害者手帳が交付され、必要に応じて福祉制度や支援サービスを受けることができます。

茨木市をはじめ全国の自治体では、身体障がいのある方が地域で安心して暮らせるよう、様々な支援制度や相談窓口を整えています。当事業所でも、身体障がいをお持ちの方やご家族の生活を総合的にサポートしています。


身体障がいの分類

身体障がいは、大きく分けて以下のような種類があります。それぞれの障がいは特性や必要な支援が異なるため、理解を深めることが大切です。

  1. 視覚障がい
    視力や視野に制限がある状態です。全盲だけでなく、視野が欠ける・視力が著しく低いなどのケースも含まれます。白杖や点字、拡大読書器などの支援機器が役立ちます。
  2. 聴覚・平衡機能障がい
    聴力の低下や失聴、めまいなど平衡感覚の障害が該当します。補聴器や人工内耳、手話・要約筆記などの情報保障が重要です。
  3. 音声・言語・そしゃく機能障がい
    発声や言葉の理解・表出、咀嚼に制限がある状態です。構音障害や失語症、摂食嚥下障害などが含まれます。
  4. 肢体不自由
    手足や体幹の動きに障害がある状態で、脳性まひや脊髄損傷、切断、関節リウマチなどが含まれます。車椅子や歩行器、住宅改修などの物理的支援が生活の質を大きく向上させます。
  5. 内部障がい
    心臓、腎臓、呼吸器、小腸、免疫機能などの内部臓器に障害がある状態です。見た目からは分かりにくいことも多く、周囲の理解と配慮が必要です。

原因と背景

身体障がいの原因はさまざまです。

  • 先天的要因:出生前や出産時の異常、遺伝性疾患など。
  • 後天的要因:事故や外傷、脳卒中や心疾患、感染症などによる後遺症。
  • 加齢による機能低下:高齢化に伴う運動機能や感覚機能の低下。

近年は医療の進歩によって救命率が向上し、重度の障がいを持ちながらも長期にわたり生活する方が増えています。一方で、高齢化に伴い新たに障がいを持つ方も増加しており、地域全体での支援体制の整備が求められています。


身体障がいと日常生活の課題

身体障がいがある方は、生活のあらゆる場面で次のような課題に直面することがあります。

  • 移動の困難さ:段差や階段、交通機関の利用など。
  • 情報アクセスの制限:視覚や聴覚情報が得にくい環境。
  • 就労の難しさ:職場環境のバリアや業務内容の制限。
  • 医療・福祉制度の複雑さ:手続きや制度の理解に専門知識が必要。

これらの課題を解消するためには、福祉用具の活用環境のバリアフリー化公的制度の利用が重要です。


利用できる支援制度

身体障がいのある方が利用できる主な制度には、次のようなものがあります。

  • 身体障害者手帳に基づく福祉サービス
  • 障害者総合支援法による居宅介護・通所サービス
  • 自動車税や所得税の減免
  • 医療費助成
  • 補装具費の支給
  • 住宅改修の助成

制度の利用には申請や審査が必要で、条件や内容は自治体ごとに異なります。


相談支援事業所の役割

当事業所では、身体障がいのある方が自分らしい生活を送れるよう、以下の支援を行っています。

  • サービス等利用計画の作成
    ご本人やご家族の希望を伺い、最適なサービスを組み合わせた計画を作成します。
  • 福祉制度の情報提供と申請支援
    利用できる制度を分かりやすく説明し、申請の手続きをサポートします。
  • 関係機関との連携
    医療機関、リハビリ施設、行政、学校、就労支援事業所などと連携し、生活全般をサポートします。
  • 継続的なモニタリング
    定期的に生活状況やサービス利用状況を確認し、必要に応じて計画を見直します。

おわりに

身体障がいは一人ひとり状況や支援ニーズが異なります。当事業所は、茨木市を中心に地域に密着し、制度利用から日常生活の支援まで、総合的なサポートを行っています。
もしご本人やご家族が身体障がいに関する不安や疑問をお持ちでしたら、どうぞお気軽にご相談ください。私たちは、地域での暮らしを支えるパートナーとして、共に歩んでまいります。


あのね相談支援事業所ってどんな事業所なの?



あのね相談支援事業所は大阪府茨木市にある相談支援事業所です。
相談支援専門員1名と事務員1名で日々業務を行っています。
2名体制ですが、相談者様やその家族様を含め和気あいあいしています。
障がいをお持ちの方を後押しし同行し、手を引く支援を致します。
「あのね・・・」って気軽に声をかけていただけるような事業所を目指します。
そのため、相談者目線での相談に対する姿勢をいつも心がけています。

相談支援専門員は相談者のところへ訪問するため、事業所を不在にしていることがあります。
直接事業所に訪問される方は、事前に連絡してください。

事業所名:あのね障害者相談支援事業所

住所:大阪府茨木市舟木町17-35

電話番号:072‐638‐0567

FAX:072-638-0577

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